タイトルの「マストは何ですか?」は、介護職員募集のためにお会いした人材紹介会社の営業さんから言われた言葉です。
マスト???
話の流れから、「MUSTのことかも?」と見当をつけてどうにか答えることができました。
求める人材の必須条件、外せない条件、という意味の質問だったわけですが、冷や汗が出ました(笑)
近頃の言葉づかいに無知であることもですが、勤務時間などの要件ばかり準備していて、「どんな人を求めているのか」というところを考えていなかったからです。
写真は、スタッフ手作りのマフィンです。
いただいたブルーベリーを使ったもので、とっても美味しかったです♡
ホーム開所のときに募集した「生活支援スタッフ」の条件は、「ご飯を作って人に食べてもらうのが好き」でした。
「栄養士が計算して決めた献立の給食」ではなく、できるだけ「自宅」に近い食事にするため、あえて、あらかじめ献立を決めて食材を仕入れるようなスタイルにしていません。
その日その日、自分たちで考えて作ってもらっています。
なので、「ご飯を作って人に食べてもらうのが好き」な人じゃないと難しいです。
おかげさまで、お年寄りにやさしいご飯を毎日作ってもらっています。
では、「介護職員」に求めることはなんだろう。
「向いてない人」なら、すぐわかります。
・決まったスケジュールや流れに乗って進めたい人
・優先順位の変化に対応するのが面倒くさい人
・安定していることが安心につながる人
・お年寄りの排泄物を見たくない、触りたくない人
・入居者と一緒だと食べた気がしない人
・休憩の時は入居者と離れて過ごしたい人
・猫が嫌いな人、猫を「ペット」と思っている人
ならば、その反対ということで。
こんな人を求めています。
①一人ひとりに合わせて動けることが嬉しい人
②ころころ変わる優先順位を面白がれる人
③他がやっていないことにチャレンジしたい人
④おしっこを絞り出すおばあさんの隣で、自分も出そうな感じがしてしまう人
⑤がんばってお通じが出たことを一緒になって喜べる人
⑥お年寄りと一緒に美味しく食べられる人
⑦お年寄りと一緒にゆっくりくつろげる人
⑧猫の下僕になっている人を温かく見守ってくれる人
人材紹介会社というところに初めて頼んでみたのですが、勉強になりました。
「マッチングのために必要」ということで、事業の内容や職場の雰囲気や求める人物像などについて、根掘り葉掘りのヒアリングをしていただき、これまでとこれからを見直すことができました。
開所から3年目に入り、次のステップへ一緒にチャレンジしてくれる人を募集中です♪