キネステティクス®アドバンスコースの3日目が終わり、4名の方が修了証を手にされました。
それにしても、皆さん楽しそうですね~♪
これは、<上着を着たり脱いだりする>動作をバラバラに分解しながら、重さの移動や手の動きの方向を言葉にしようとしているところです。
ふだん意識せずにササっと行っている動きを、キネステティクス®の6つの概念を使って説明してみましょう!
上着に腕を通すために、頭から足先までを実にうまく調整しながら動かしていることがわかります。
また、人によって微妙に違うこともあったりします。
介助される人にも、する人にも、双方にやさしい介助を学ぶキネステティクス®は、6つの概念からなる学習システムです。
ベーシックコースでは、人の体や自然な動きについて、体験を通して学びます。力任せに持ち上げたり引っぱったりしない自然な動きを活かした介助は、お互いが楽なんだとわかります。
「こんなやり方があるなんて!」
「もっと早く知りたかった!」
ベーシックコースは、目からウロコ満載の3日間(笑)
アドバンスコースでは、日常生活における活動(食事や更衣など)の姿勢や動作について、6つの概念を使って言語化することを学びます。
そのうえで、介助が必要な人のどこをどのように介助すれば、お互いが楽で、しかも相手の動きを引き出す支援につながるかを考えていきます。
麻痺があったり緊張が強かったりする人も、言葉のやりとりが難しい人の場合も、あくまで、相手の感覚と意思と動きを感じ取りながら最大限に尊重して介助します。
《感じ取る》や《尊重》などというと面倒な気がするかもしれませんが、介助する側の動きは合理的な理論に基づいています。
お互いが楽に安心して動けるので、結果的には時間もエネルギーも最小限ですむというわけなんです。
相手の動きを感じながら介助することが、どれほど楽しくて嬉しく感じられることなのか、皆さんの笑顔からわかります。
皆さんの感想から、一部を紹介します。
●学ぶということの楽しさを感じられた3日間だった
●職場の仲間にも知ってほしい、伝えたい
●仲間にどう伝えたらいいだろう、それも勉強したい
●介助のしかたで相手の緊張を高めていることがあるとわかった
●相手を緊張させない介助は、自分の体にもやさしい
●重さを受ける場所を考えて支えること
●介助によって相手の動きを妨げないこと
●「どうやって着せるか」ではなく、「この人のどんな動きを引き出したら着られるか」を考える
●介助される側になったとき、トレーナーの手がとても優しくて大切にされていると感じた。私も利用者さんにそう思ってもらう介助がしたい。
ご参加の皆さま
いつも県外から駆けつけてくれるトレーナーの皆さま
ありがとうございました。
次の学習会は、3月15日(日)10時~12時です。
人にやさしい介助に関心のある方なら、どなたでも歓迎です♪
次のキネステティクス®ベーシックコースは、2020年4月~5月と、8月~9月に開催予定です。
⇒詳しくはコチラから
ご参加お待ちしています。