にゃんずの視線の先にいるのは…クモです💦
可愛い後ろ姿を眺めていたら、モヤモヤしていた気分もどこかに行ってしまって、やる気スイッチが入りました(笑)
私は介護保険を使わないホームヘルプの提供を細々とやっておりますが、昨年、在宅で介護保険サービスと保険外サービスを組み合わせて提供する「混合介護」というものについて、国が一定のルールを示しました。
相変わらず細かい条件付けはあるものの、《生活》というものの実態に沿って、少し枠が広がったのは確かです。
実際の利用は、サービスを提供する訪問介護事業所と利用者の合意で成立するはずなのですが、そこで立ちはだかるケアマネジャーという存在に、いつもモヤモヤさせられてしまうのです。ケアマネージャーって、何をする人なんだろう。
介護保険事業所と一体型のケアマネージャーが、自社の利益のために過剰なサービス提供プランを作成して、利用者に不必要な負担をさせているとしたら、それは問題でしょう。
では、給付額を抑えるために、利用者が希望しても使わせないというのはどうなのでしょうか。
最近の相談では、「他の人はこれくらいで我慢しているんですよ」とか「あなたの程度なら、みんなこれでやっていますよ」
とか、そんな言い方で説得されたと聞きました。
何でもかんでも利用者の言うままに限度額いっぱい給付するプランにする人を「御用聞きケアマネ」と言って、非難の対象にされていた時期がありました。
その反動なのでしょうか?
できるだけサービス提供を減らして自力でなんとかやってもらうのが、《自立を促す》支援だとでも考えているのでしょうか?
今回のケースは、ケアマネージャーに相談しても訪問介護利用時間を増やしてもらえないので、「自分が増やしたいところを自費利用にしたい」という話です。
介護保険で利用しているヘルパーに、●曜日だけ30分延長してもらって、そこは自費にすると。
そういう希望です。
訪問介護事業所との話はできているにもかかわらず、ケアマネージャーがウンと言わないというのです。
介護認定で決まっている給付限度額には、まだ数万円以上も余裕があるにもかかわらず、30分延長もダメだし、自費利用もダメだと言っているらしいのです。
その理由が、《自立の妨げ》だというのです。
依存だとでも言いたいのか・・・。
このへんのややこしい話を高齢の利用者本人で対処していかなければならないとは・・・在宅を続けるというのは本当に大変です。
居宅介護支援事業所を変える方法も話してみましたが、それはまたそれで、高齢者にとっては大変に気が重いことなのです。
しがらみのない私のような所で、ケアマネージャーには内緒でやってしまう?
それはまたそれで、どうなんや?と思ってしまいます。
利用者によって、なにが《自立支援》なのかは異なるはずです。
日々の暮らしの中の何に価値を置くかは、人それぞれのはずです。
要介護認定を受けると、自分のお金をどう使うかもケアマネージャーの采配で決められてしまうのでしょうか。
買い物はこれくらいでできるでしょう?
掃除はこれくらいでいいでしょう?
そんなふうに、自分の価値基準を押し付けないでもらいたい!
ケアマネージャーは何をする人なんでしょうか。
実際に、私のところを数年来使ってくださっている方の一人は、「介護保険は二度と使わない」と認定更新を拒否して、自費だけで一人暮らしを続けています。
ケアマネージャーにあれこれ言われるのが、相当に嫌だったみたいです(笑)
どんな方法をとったら本人にとって安心で快適な生活になるのか、もう少し考えて話し合ってみることにしましょう。
手放すことが必要なものもあるだろうけれど、画一的な押し付けで決められたら、私は嫌だなと思います。