12回目となった「人にやさしい介助を学ぶ」は、キネステティクス®を初めて体験する人を迎えて開催しました。
⇒第11回の記事はコチラ
ベーシックコースやアドバンスコースを修了したメンバーも参加していたのですが、「自分の体の動きを知ることは本当に大事なことだ」と、改めて思ったことでした。
新鮮な感動とともに!!
体の動きやコミュニケーションに不自由さを抱えている人への介助場面では、「向きを変える」「立たせる」「移乗させる」ということ自体が目的になってしまいがちです。
その先に待っている何かのために、その人の『動き』を介助するのではなく、動かすために動かしている・・・。
そんな一方通行の介助は、本人の持つ力を引き出すどころか潰している可能性があります。
そして、本人の『動き』を無視した介助は、その『意思』も無視していることになります。また、不快感や苦痛を与えてしまっている場合も多々あるのではないでしょうか。
ふだんは全く意識していない、自分自身の起き上がりや寝返りの動作を、キネステティクス®の概念を用いて一つ一つ分解して分析していくと、ふだん行っている介助法が一方通行であることに気づいていきます。
目からウロコの連続!
「おもしろい! もっと知りたい!」
「危ないからやってあげないと、という意識でやっていた」
「本人ができることもあるのに、できないものとして全部やってしまっていることがあるかもしれない」
「時間がない、忙しい、早く、という意識が働いている」
「自分自身が体の痛みを感じながら仕事をしていたので、もっと勉強したい」
「部屋のベッドの位置や向きなど、先入観を捨てて視点を変えたら、もっとやれることがあるかもしれない」
「自分がどんな動きをしているのかがわかったら、お年寄りの動きを引き出す介助につなっがていく」
などなど、すばらしい気づきを築くことができました。
「動かす」という作業ではなく、人の心と体に触れるケアにしていきましょう。
相手にやさしい介助は、自分の心と体にもやさしいです。
☆次回は、9月15日(日)10時~12時
☆ベーシックコース(7/13、7/14、8/25)
アドバンスコース(10/12、10/13、11/2)
ただいま募集中!
ご参加お待ちしております。