介護塾⑧は、「ケアする人のためのメディカルハーブ教室」でした。
植物のもつ化学成分を健康維持や美容に活用する「メディカルハーブ」の基礎知識として、多様な成分が多様な機能を相乗的に発揮しているという特徴や、安全に取り扱って日常生活に活かす方法などをお伝えしました。
代表的なハーブや精油の香りをかいだり、ティーを味わったり、手作り美容オイルや軟膏をお試ししたりもして、わたし自身もワクワク楽しんだ時間。
ご参加ありがとうございました。
今回は、自分のことは後回しになりがちな“ケアする人”のための「免疫賦活」「自己治癒力」をテーマにしました。
外的から身を守り、症状を和らげたり心身のストレスを緩和する働きに注目して、手軽にできる方法をご紹介。
特にお薦めしたいのが「チンキ剤」ということで、それぞれハーブを選んで作っていただきました。
チンキ剤は、ハーブをアルコールに漬けこむことで、水溶性成分と脂溶性成分の両方を抽出してしまおうというものです。
お湯にたらして飲んだり、ぬるま湯に入れてうがいをしたり、湿布や手作り化粧水に使うこともできます。
2週間の漬け込み期間もワクワクできるのが、手作りの嬉しいところ。
ハーブティでゆったり楽しむのもよいですが、私自身は「チンキ剤」のほうが手軽に扱えて気に入ったので、数種類作って常備しています。
今回は、エキナセアとジャーマンカモミールが選ばれていました♪
エキナセア:北米の先住民が大切にしていたハーブとして知られています。伝染病や毒蛇に咬まれたときなどに使っていたそうで、新大陸発見とともにヨーロッパに渡りました。科学的研究によって、免疫力を高めることや、ウィルスに対する効果があることも明らかになっています。
心身の疲れを感じたとき、風邪や膀胱炎などの予防、傷の消毒などに使います。
ジャーマンカモミール:ピーターラビットの童話に出てくることで知られ、子どもや高齢者にもやさしく、世界中で親しまれているハーブです。心身をリラックスさせ、消炎作用もあるので、不眠や緊張、冷え性、胃の不調、生理痛などに使います。また、美白効果でも知られていて、ヨーロッパの多くのハーブ化粧品に利用されているそうです。
メディカルハーブは、手軽に日常生活に取り入れられるセルフケアの方法です。
何といっても、古代エジプト文明の時代から4千年の実証つきです(笑)
安全に利用する基礎知識を身につけたら、あとは自分のためのレシピを自分で作っていくだけ。
わたし自身のツボは、自分でやれる、ですね(笑)
ケアする人が心身ともに健やかでありますように。
介護塾⑧にご参加の皆様から継続のリクエストをいただきましたので、手作りサロンを非公開で随時行っていこうと思います。
また、基礎知識から学べる「介護塾⑨」は、更年期障害や高齢者をテーマに計画いたします。
日程が決まったら改めてご案内しますので、よろしくお願いいたします。