ネコの胸椎は13個でヒトより1個多く、腰椎は7個で2個多い。
背骨の数が多いから、毛づくろいのセクシーポーズや、ひとり運動会での柔軟な動きが可能となるわけですね。
そして、にゃ~んと、鎖骨が他の骨と連結してにゃい!
鎖骨は、筋肉の土台となって浮いている状態なのだとか。
だから、狭い隙間でも通ることができるのですね。
他にも、ネコとイヌの違いを解剖学で調べてみると「なるほどなあ~」がいっぱいで面白いですよ。
さて、なんらかの理由で不自由な状態にある人の「動きの介助」を行うために大切なことの一つが、「人の自然な動きを知る」ことであり、解剖生理学的な理解が必要です。
ネコの“ごめん寝”ポーズは可愛いですが、人にはこんなポーズは難しいですね(笑)
仰向けから横向きになって、起き上がって座る。
立ち上がって、歩いて、座って横になる。
人の動きの基本の“き”を、自分の体を通して学習するのがキネステティクスⓇベーシックコースです。
食事、排泄、移動、入浴、更衣などの基本的な生活行為はもちろん、呼吸や消化や循環や姿勢などの健康にもかかわっています。
介助する人は、自分の体の動きを知り、健康に留意して、自分が無理をしない介助法を身につけなければなりません。
なぜなら、介助する人が無理を続けていたら、介助が楽しくなくなるし、健康を害したら続けられないからです。
介助する人が腕の力を使ったり腰を捻ったりする方法は、介助される人にとって苦痛なのだということを知りましょう。
介助する人の筋緊張は、相手に伝わって相手も緊張させています。
パワーに頼る介助は、相手に心理的な負担もかけています。
せっかく福祉用具を使っていても…使う人が無理な姿勢や動きをしていたら、用具の良さを活かせず長続きもしないでしょう。
キネステティクスⓇベーシックコースでは、他人に体を動かされる体験もしていきます。
ふだんあたりまえにやっている動作が相手に与えている影響について、大きな気づきを得ることができるでしょう。
自分にも相手にも無理なく心地よい介助は、相手の力を引き出すことにもつながります。
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⇒ベーシックコースに関する過去記事も参考にしてください
3日間で修了するプログラムです。
お申し込み・お問い合わせは、本ホームページからでも可能です。
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人にやさしい介助の入り口となるキネステティクスⓇベーシックコースへのご参加お待ちしております。