ざわつく気分をセルフケアする

ある日の午後。

オフだったので石けん作りにチャレンジしました。

材料は、①「いつかやろう」と入手していた純植物性石けん素地②アロマオイル③濃い目のハーブティ④蜂蜜です。

作り方はいたって簡単。

全部合わせて、粘土遊びのようにこねこねするだけです!

 

アロマオイルは、ラベンダー+ローズマリー、ゼラニウム+ローズマリーで2種の組み合わせにしました。

ラベンダーは、清楚な香り、イライラや興奮を鎮める作用、抗菌作用などで知られ、刺激も少ないので高齢者にも安心。

ローズマリーは、強い抗酸化作用で「若返りのハーブ」として知られています。

血液循環を促すので、冷えに悩む女性や高齢者へのオイルトリートメントに使われます。

 

ゼラニウムは、ローズのようなやさしく甘い香り、心身のバランスの乱れを整える作用で知られています。

ストレスによる緊張緩和、美容の分野などでよく用いられますが、免疫系にもよいそうです。

 

 

 

ハーブは、ジャーマンカモミールを使ってみました。

「ピーターラビット」に登場するハーブとして知られていますが、美白効果があるので化粧品にも使われています。

石けんに使って美白になるかどうかはわかりませんが(笑)煮出す間の甘い香りを楽しめました。

 

そして蜂蜜は、宇和島産の「みかん蜂蜜」を~♪

 

もうちょっと素敵な成型ができるとよいのだけれど、苦手なことはスルーして丸めただけ(笑)

1週間くらい、香りを楽しみながら乾燥させて完成です。

これで、洗顔も洗身もOKです。

『香りの工房 香ん美』のフィト美容研究家kanmiさんに教えてもらって、いつか自分でも作ろうと思っていた次第。

この使い心地を知ってしまうと、はまってしまうこと間違いなしの手作り石けんです。

 ⇒ 過去記事「スペシャルなアロマ教室」はコチラ

 

「いつか」を実行できたのには、理由がありました。

 

 

その日、買い物代行のため立ち寄った100円ショップでのこと。

介護施設から来たと思われる一団に遭遇しました。

車イスや歩行器の高齢者数名と、スタッフらしきジャージ姿の数名で買い物をしていました。

 

一目で残念な空気を感じてしまい、見ないようにして足早に買い物を済ませて出ようとしたのですが・・・。

スタッフの言葉づかいに (TT; っと反応して、つい視線を向けてしまいました (><)

そして予感的中、見たくなかったものを見てしまいました。

 

 

その車イスの女性は、膝に乗せられたレジかごに体を斜めに崩して寄りかかっていました。

私のほうをじっと見ているのですが、買い物をしている風情ではなく、何か言いたそうに思えました。

 

近づいて挨拶してみようかな、どうしようかな・・・逡巡している私がいました。

 

そのとき、車イスは、無言の片手操作でグルンっと高速回転して向きを変えられてしまいました。

 

「ええ~っ!!」心臓がギュッと締めつけられて、ドキドキしていました。

 

通路の端に車イスを寄せたスタッフ(と思われる人)は、女性に背を向けたまま同僚(と思われる人)と立ち話を始めました。

 

 

「今のはいかんやろ!」

「自分がやってることがわかってないよ!」

抗議したかったけど・・・何もしないで、その人を置いたまま立ち去った私です。

 

ざわつく気分のまま帰ってきて、ひとり悶々としていました。

ふと思いついて、作業にとりかかりました。

 

記憶は変えられないけれど、カモミールティと作業で気分を変えることはできました。

凹み続けていないで、自分のできることを、地道にやっていこう。