ケアの文化は確かに変わり始めている

1月28日に神戸で開催された「ノーリフトケアⓇフォーラム2018」に参加してまいりました。

 ⇒社団法人 日本ノーリフト協会のサイトはコチラ

 

『ケアの文化が変わり始めていることに気づいていますか』をテーマに、法人における取り組み事例報告、地域における取り組み事例報告、そしてポスター発表も行われました。

 

どの報告も、課題を解決するための知恵と工夫に満ちており、苦労されたことも含めて、たくさん学んで大満足。

 

カルチャーチェンジへの取り組みが、情報を変える⇒知識を変える⇒意識を変える⇒行動を変える⇒習慣を変える、という段階を経て、ついに文化を変えるところに来ている事例もありました。

確かに、ケアの文化は変わり始めている!

 

法人や事業所のカルチャーチェンジにとどまらず、地域を巻き込んで展開していこうという意識の高さに感動♪

 

人が人として生きて暮らしていく、そこで働く人も幸せに。あたりまえのことをあたりまえにしていくためには、地域への展開は不可欠ですね。

 

さらには、日本からアジアへ、というビジョンも!

オーストラリアのケア文化を日本版にしていくプロセスを経ているので、超高齢社会・日本のケア文化をもってアジアに貢献できるというお話でした。

 

「さあ、愛媛はどうする?」という自問自答をしながら事例報告に聞き入っていましたが、愛媛から参加した他のメンバーも、きっと同じ思いだったに違いありません。

 

 ⇒過去の記事 「愛媛もノーリフトケア」はコチラ

        「伊予市もノーリフトケア」はコチラ

 

 

すばらしい事例報告に圧倒されて、「これはエライことを聞いてしまったぞ」と、凹みかかっていた私。

そんな私の気持ちを救ってくれたのは、「身の丈にあった」という言葉でした。

やらない理由を探すことのないように、地に足をつけた活動を継続することですね。

 

 

他にも印象的な事例や言葉は数々ありますが、ひとつご紹介すると、現場スタッフのモチベーションを上げるのは《利用者の変化》だという点です。

これは、ほんと納得できます。

私の周辺にも、自分の健康や腰痛よりも利用者や家族のことを心配する人たちがたくさんいます。

意識変容や行動変容のステップは苦しいけれど、このことは、現場を動かすツボの一つに違いありません。

 

利用者の変化はもちろん、スタッフの小さな変化も見逃さずに拾い上げて、言葉で伝えることができる人になろう!

 

 

これまでやってきたこと、これからやりたいこと。

今の自分の資源を明らかにし、やりたいことのためには何が必要かを導き出す。

そのためには、同じ方向を見ている人たちと対話を重ねることから、だな。

 

フォーラム開催に尽力された方たち、発表された方たち、愛媛から参加したメンバーの皆さまに感謝をこめて。