実家の墓が更地になっていました。
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閉眼供養と永代納骨のあとは・・・
◇石材店による墓石撤去工事
◇工事完成届(工事前・中・後の写真3枚貼付)提出
◇墓地返還届に墓地管理人の署名押印
◇墓地返還届を提出
市営墓地の返還ゆえに、たくさんの手順をふみました。
たくさんの方にお世話になり、なんとか年内にすませることができました。ありがとうございました。
「あんたらの世話にはならん」と言い張りつつ、ぐずぐずと行動しないまま、とうとう自力では墓参りができなくなりました。
そうなってなお、「どうしても自分たちの代で始末する」と強気な割には、やっぱり、ぐずぐずと煮え切らない老親たち。
近くに2人の娘がいて、一応、それぞれ孫もいるのだから、そんなに意固地にならなくても・・・と私。
心配しなくても、私たちがいいようにやるから、いま慌ててやらなくてもいいんやない?
自分たちで動ける間にやってなかったのだから、それは抵抗感があるからなんだから、始末の決断はたいへんやろうってわかるから、そこらへん、大丈夫やから。
べつに、何が何でも今やってしまわなくてもいいよ。
代が代わっても、盆暮れとお彼岸くらいちゃんとやるよ。
ああ言えばこう言う、果てしない愚痴につきあっていると、私のなかの悪魔がささやく(笑)
迷惑をかけたくないって、ほんとかい?
ひとを信用していないってことじゃないの?
いつまで堂々巡りをやったら気がすむわけ?
結局、自分で決めたくないってことやろ?
なんども行ったり来たりした挙句、この人たちの憂いを取り除くには、私が決めて行動することだと気づきました。
年内完了を目標に、スピード感をもって、テキパキとやりました(笑)
やっておいてよかったです。
●墓地使用権が、50年以上前に亡くなった祖母のままだったことが判明
→さらに父の没後のことだったら、これは途方もなくエライことでした
●市営墓地の返還までには超めんどうな手続きが必要で、何度も足を運ばねばならなかった
→これはほんと、孫の代にはやらせられません
●実家の徒歩圏内にある寺に永代納骨できた
→近くにあるっていうことで、多少なりとも罪責感が薄れたようです
家や土地や墓に対する価値感が変化し、血縁地縁というものへの感覚も変化し、多様な生き方ができるようになりました。
なにを大切にするのか、「私にとって」大切なものはなにか。
けっして、無責任とか薄情とかいうことではなく。
今あることへの感謝を忘れずに、日々を重ねていこうと思う年の暮れ。