外出支援に思うこと

おふくでは、自費ホームヘルプとして外出に同行することがあります。

家族の代わりということで、通院や散歩や買い物などに付き添います。

 

高齢者施設に入所している方からの依頼で公園に行ったときは、「いっつも鍵をかけられて(電子キー)ここは監獄みたい」とお話しされていました。

「とにかく戸が閉まって鍵がかかっていることが大事なところなんよ」と。

 

 

障害福祉サービスから介護保険サービスに移行した方からの依頼もありました。

それまで無料で利用してきた同行支援サービスが使えなくなったから、ということでした。

 

「月1回くらいは外に出たい」「自分の目で見て触って買い物したい」「たまには外の空気を吸いたい」という願いを叶えるためには、家族が対応できなければ、65歳でも90歳でも金が要るのが現実です。

自費でも願いを叶えたい、というところで成立する仕事なので心中複雑。

なかなか推し進めていく気持ちになれない私です。

 

 

しかし、1回1回はとても喜ばれているし、楽しい仕事でもあります。

 

最近のエピソードのなかから、「人生初のマッ●シェイ●体験♪」を紹介します

 

車イス女性と介護タクシーを利用して外出したときのことです。

大型ショッピングモールで買い物を楽しんだあと、お迎えタクシーが来るまで少し時間がありました。

ふつうにコーヒーを飲んでもよかったのですが、ふと「マク●ナル●って行ったことある?」と聞いてみたところ「ない」との返事。

それまでの同行で甘いものが大好きということはわかっていました。

メニューの写真を見ながら相談をして、「マッ●シェイ●」にチャレンジすることになりました。

 

バニラ味を選択し、いざ!

ワクワクでストローを口に持っていったのですが・・・吸い上げる力が足りなくて大笑いでした。

むりむり~(笑)

ああ、確かに、溶けてくるまではけっこう力がいります。

溶けるのを待っている時間はないので、店員さんにスプーンをもらってアイスクリームのように食べました。

 

あまい~!

つめたい~!

笑顔満開、手も足もいっぱい動いて、体中で喜びを表してくれました。

私も何十年ぶりではないかしらん?

58歳と65歳、おばさん2人で「マッ●シェイ●」バニラ味を満喫いたしました(笑)

 

 

こんなことをしてお金をもらっていいのかなあ。

どうしても、あとからそんなふうに考えてしまう私です。

 

次回は、映画を観に行く予定です。

若い俳優さんたちが出ている、話題の邦画です。

私個人では、ぜったいに!100%!テレビでやっても!観ることのない映画です(笑)

楽しみにしています。

 

※写真は、おふく文庫《にゃんこ本コーナー》の、にゃんこツリーと黒猫♪

ネコだらけにしよう作戦を宣言してから、着々とネコまみれになっております♪

ありがとうございます(^^)