第7回「本好きのための読書サロン」のテーマは「空(そら)」でした。
このブログを見つけて連絡をくださったという初参加の方もありました。
熱く、にぎやかに、ときにしんみりと。
皆さまと語り合うことができて、私のたましいは喜びで満たされておりました。
ありがとうございました。
とっておきの自慢の本。
懐かしく愛おしい思い出の本。
何気なく手にとってみたら宝物になった本。
人生の転機に出会った本。
自分の未来を照らす本。
いろ~んな「空」が集まりました。
人は、ずっとずっと昔から、空を飛ぶ夢を見ている。
青い青い空へ、白い雲の上へ、黄金に輝く月へ、きらめく星たちのもとへ。
写真がうまく撮れていなくて、タイトルが見えない本もあってごめんなさい。
持ち寄られた本をご紹介しますね。
●「月からきたうさぎ」 みなみらんぼう/黒井健
満月の夜に、月から落ちてきた金色のうさぎ。
森の動物たちと幸せに暮らしていたのに…。
●「やまださんちのてんきよほう」 長谷川義史
やまださんちの一日を、天気を表す言葉で紹介しています。
わかりやすく楽しい絵には、実は細か~い演出も隠れています。
表紙の裏には、昔から言い伝えられてきた天気予報のいろいろも。
●「星降る絶景:一度は見てみたい、至極の星景色」 沼澤茂美
世界各地で撮影された「星降る絶景」の写真集。
●「星使いの時刻表」
「星を使って、思いどおりのわたしを生きる!」 海部舞
星々の配置から宇宙のエネルギーを読む。
そのエネルギーを意図的に有効に使って、人生を輝かせよう。
●「ひつじぐものむこうに」 あまんきみこ/長谷川知子
ため息をついている女の子の家に羊がやって来る。
羊の背に乗って雲の上に行くと…。
あったかいオレンジ色の雲の家がいっぱいになるといいね。
●「車のいろは空のいろ」 あまんきみこ/北田卓史
男の子は、つかまえたチョウを白い帽子の中に入れておきました。
知らずに帽子を開けてチョウを逃がしてしまった松井さん…。
松井さんが運転する空色タクシーは、いろんなお客さんを乗せて走ります。
●「あさになったので まどをあけますよ」 荒井良二
朝が来て、目を覚まして、窓を開けると見えるのは?
あたりまえの日常、あたりまえの風景、そこにいる幸せ。
●「パパ、お月さまとって!」 エリック・カール
お月様と遊びたい!って女の子にせがまれたお父さん。
長い長いはしごをかけて月をとりにいきます。
上下左右に画面が開いて広がる楽しい絵本です。
●「サン・テグジュベリと星の王子さま」 ビンバ・ランドマン
念願の飛行士になったサン・テグジュベリは、書くことの喜びも知っていく。
サン・テグジュベリの生涯を描くアート絵本です。
●「人間の土地」 サン・テグジュベリ/堀口大学(訳)
職業飛行家としての体験を、リアルに、かつ哲学的に描く。
表紙のイラストは、宮崎駿によるものだそうです。
●「サン・テグジュベリの言葉」 山崎庸一郎(訳編)
サン・テグジュベリの作品から、珠玉の言葉の数々を紹介しています。
●「草間彌生~永遠の永遠の永遠」朝日新聞社
『宇宙の広々とした天国の階段をのぼりつめて、
白雲が静かにつづくしとねで、
わたしは自我をはなれ
深々とした青い空のしとねで、
ゆったりとねむりつづけるだろう。
そして地球にサヨナラを伝えるのだ』
●ぼおるぺん古事記「天地創生」「出雲繁栄」「天孫降臨」こうの史代
『この世界の片隅で』の作者が、日本の神話を絵物語にしました。
原作の味わいも十分に残しつつ、賑やかで愛らしい神様たちが生き生きと活躍。
●「紅の豚」 宮崎駿/アニメージュ編集部
1992年に公開されたスタジオジブリの長編アニメーション。
空中海賊を相手に賞金稼ぎをする退役軍人操縦士。
「カッコイイとは、こういうことさ」
「飛ばねぇ豚は、ただの豚だ」
●「4こうねんのぼく」 ひぐちともこ
一光年離れた星から地球を見ると、一年前の地球が見える。
お兄ちゃんが見たいのは、4年前の地球。
楽しくて、しみじみと温かい絵本です。
●「もらい泣き」冲方丁
著者自身が出会った話や、身近に聞いた話をもとにした短編集。
「泣ける本」ではなくて「もらい泣きする」というところが面白い。
他者の感情をお借りして、ホロリできる温もり。
●「中高年のための歩き遍路」 竹本修
初めて歩き遍路する人のために、一日ごとのプランを掲載。
お大師さん(空海)と同行二人で、リタイアせずに最後まで!
●「父から『外人部隊』の息子へ」 駒村吉重
地方の公務員として堅実に生きる父。
国立大学を中退して、過酷な外人部隊へと身を投じた息子。
愛媛出身の若者は、なぜ「フランス外人部隊」に…?
●「きいろいゾウ」 にしかなこ
不思議な夫婦の物語「きいろいゾウ」に登場する“きいろいゾウ”のエピソード。
小説の著者:西加奈子自身が絵本にしました。
西加奈子ワールド!
●「かえるくんはかえるくん」 マックス・ベルジュイス
あひるのように飛べなくても、かえるくんにはかえるくんの魅力がある。
そのままのかえるくんが、みんな大好きだよ。
●「ゲド戦記・最後の書 帰還」 ル・グウィン/清水真砂子(訳)
黄泉の国からドラゴンの背に乗って、故郷の島に帰還したゲド。
テナーは、火に焼かれた少女を救い、大魔法使いオジオンを看取る。
物語のラスト、大ピンチのゲドとテナーのもとへ再びドラゴンが登場!
●「空飛び猫」シリーズ全4巻 ル・グウィン/村上春樹(訳)
翼があって空を飛べる猫の兄弟姉妹たちの冒険物語。
第4巻「空を駆けるジェーン」の主人公は、一番チビの黒猫。
黒人の少女として設定され、原題は「JANE ON HER OWN」。
“自分の責任で好きなように行動する”ジェーンの冒険。
●「かみさまへのてがみ」 エリック・マーシャル/谷川俊太郎(訳)
神様にあてて書いた子どもたちの手紙を、谷川俊太郎の名訳で。
素朴で可愛らしい質問や、ドキッとしたりハッとしたりする質問の数々。
「あなたは どうして じぶんが かみさまだって わかったのですか?」
次回の開催予定は、12月9日(土)19時~21時です。
テーマは、また改めてお知らせします。
ご参加お待ちしております。