7月最後の日曜日、第9回「おれんじサロンこらむ」を開催しました。今回は「発達障害について知ろう♪」。特別支援教育コーディネーターの渡部涼子さんを講師にお迎えして、「ソーシャルスキルを高める・発達を促す」をテーマにお話をしていただきました。福祉や地域活動で相談支援にかかわる人たちだけでなく、家族の方も参加してくださり、内容の濃い時間を共有できました。
中学校の先生でもあり、上級教育カウンセラーとしても活躍されている渡部さんは、
教育現場の支援体制も含めて、たいへん具体的なお話をしてくださいました。
ひとりの子どもも、悲しんだりさびしがらせたりさせないぞ!
ひとりひとり、成長しようとしている芽を、命を、守ってみせるぞ!
そんな熱い気持ちが、びしびし伝わってきました。
障害があるのかないのか・・・でいうと、
グレーゾーンといえるような子どもが増えているのは間違いないようです。
子どもをとりまく環境の変化は、人間の脳の発達にかなりの影響を及ぼしているのでしょう。
成長の欲求のしくみ、感覚刺激を統合していく脳の発達のしくみ、これらを理解したうえで、
合理的に脳が求めていることを、満たせてあげられるようなかかわりかたを、
物理的にも人的にも環境を整えて、ひとりひとりに合わせて工夫すること。
かかわり方のポイントは・・・
●強みを生かすストレングス・アプローチ→好きなこと、得意なことに注目
●リフレーミング力でポジティブ・シンキング→見方や捉え方の枠を変えたり広げたり
●傾聴(あいづち・繰り返し・明確化)
これって、子どもも大人も、障害の有無など関係なく、より良い人生に大事なことですね。
専門的なスキルとして紹介されたのは・・・
●ビジョントレーニング(見るための目と脳の使い方)
●行動療法(無視と注目を意識する)
保育関係の人や家族の方は興味津々、保育園や家庭でも使えますね。
渡部さんを囲んで、いろんな新たな縁も生まれたようです。
点が線に、さらに支援の輪がひろがりますように。
講師・渡部さんはじめ、集まってくださった皆さまに心から感謝いたします。
ありがとうございました。
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次回 第10回は、8月28日(日)10時半~13時。
ワークショップは、コラージュで遊ぼう②です。
夏の思い出づくりに♪ チラシはコチラ