名前はわからないけれど、1年前にいただいた多肉植物が、黄色の可愛い花をつけました。
たんぽぽみたいな花が咲いた昨日、傾聴スキルアップ講座②の金曜夜コースを開催しました。
先月と同じく、《おれんじサロンこらむ》で提供するスープの試食会も兼ねているという、何ともお得な講座なのでした(^^)
仕事帰りのおなかを、スープがやさしく満たしてくれたようです。
急遽、仕事の都合で欠席になった人の分まで食べてしましました!
1ヶ月のホームワーク振り返りでは、
「相手の言葉をひとこと繰り返す」という《くり返し》が、とても上手くなったという嬉しい報告がありました。
そして、相手の話を聞くのがとても楽になったということでした。
「なにか気の利いたことを言わなくちゃ」と緊張したり、
「質問にちゃんと答えなくちゃ」と考え込んだり、
そういうことをしなくても、会話はスムーズに進んでいくのですね。
まず、相手の言葉をそのままくりかえしてみる。
そうすれば、相手が気持ちよく勝手に話したいことを話してくれます。
そのことを実感できたようで、なによりでした。
今回のテーマは、<自分のフィルターを知る>でした。
ものごとのとらえ方・感じ方が人それぞれ違うのは、自分の知識や経験則や価値観などの<フィルター>を通しているからです。
自分の中に、どんなフィルターがあるのかを探り、自分の思考の癖を知るワークをしました。
その一つが、べき思考です。
「時間は守るべき」「後輩から挨拶すべき」「お客様の要望には応じるべき」・・・などなど。
これまでに身につけてきたべきは、自分にとって大事なものです。
しかし、同僚や部下が、自分と同じべきを大事にしているとは限りません。
自分にとっては「そんなん仕事なんやから当然やん?」 ということも、
部下にとっては「は? なにそれ? 私がやらないといけないんですか?」 ってことになるわけです。
自分のべきは相手にとってどうでもいいことなんだ、という《裏切られ感》。
もはや相手の話を聞こうという気持ちは無くなり、否定・批判モードに入ります。
私もかつて、私の<看護師はこうあるべき>という信念を部下に押しつけていました。
正反対の<こうあるべき>を持った看護師と対立し、険悪になったことが1回といわずあります!
もし、今なら・・・?
う~ん・・・やっぱり対立するかも(笑)
自分が大事にしている信念がある。
(役にたたないものは手放したほうがよいけれど)
それならば、同じように、相手が大事にしている信念も認めましょう。
それは、同意でも賛成でもありません。
相手には、自分とは異なる信念があるということを認めるわけです。
昨夜の講座は、べき思考を深掘りする時間となりました。
お疲れさまでした。
次回③は、金曜夜コースは7月22日(金)19時~、日曜コースは7月24日(日)10時~。
テーマは、「老年期の心理」です。