一昨日のこと。時間調整のために入った本屋で見つけて手にとってしまいました。
『100万分の1回のねこ』(講談社)は、知る人ぞ知る『100万回生きたねこ』(佐野洋子著)への、13人の作家によるトリビュート短編集です。
発売以来、気になっておりました。
目的なく、ぶらぶら見て回っているときに限って、そんなお宝本を見つけてしまうのですよね。この表紙を見てしまったら、それはもう買うしかない。
昨年行われた出版記念イベントの記事で、本ができる経緯などがわかります。
⇒興味のある方はコチラから。 井上荒野氏と江國香織氏の対談です。
本の帯から一文を紹介しましょう。
「『100万回生きたねこ』は、佐野洋子の見果てぬ夢であった。
それはこれからも、誰もの見果てぬ夢であり続ける。」 谷川俊太郎
「もう生まれ変わらなくてもいいと思えるくらい、
きちんと人を、何ものかを、愛したいと思う。」 角田光代
好きな作家の短編が読めるのもよいし、
ふだんは手に取らない作家の作品が読めてしまうのもよいです。
また少し 世界がひろがった気がします。
中身の魅力だけでなく、本の装丁もまたステキなのです。
表紙はもちろん、一ページ一ページ、心をこめて作られたことが伝わります。
一度手に取ってしまったら、もう手離すことができません。
明日 4月23日は、「世界 本の日」だとか。
本の良さを再認識し、親近感を育む日なのだそうです。
最近、どんな本に出会いましたか?