「ボケたっていいじゃない」

母:宏子さんとの日々を動画サイトに投稿して注目された映画監督:関口祐加さんの作品です。

「毎日がアルツハイマー2」は、監督自身が「パーソン・センタード・ケア」発祥の地イギリスに渡って、「認知症ケア・アカデミー」に参加したり、医師や看護師と対話したりしている場面が加わっていて、認知症ケアを学びたい人にぜひ観てほしい映画です。

母うえとの日常も、ありのままにユーモアたっぷりに描かれているから、とても説得力ある内容なのです。

関口祐加著「ボケたっていいじゃない」飛鳥新社は、

監督の母:宏子さんの顔のイラストが楽しい(^.^)

母と娘、それぞれの人生、家族の道のり。

認知症介護の参考に・・・というのもありだけれど、

それだけではない深いものを受けとりました。

母と娘が関係を再構築していくプロセスが、監督の洞察の言葉が、ずしんずしんと響いてくるようでした。

「認知症で解放された母」を魅力的だと感じる監督。

「私のこれまでのデコボコ人生は、引き出しをたくさん作るためにあったんだなあとつくづく思う。その引き出しを今日はこっち、明日はあっち、と母との状況に合わせながら開けていくのって、ホント楽しい。」

2月19日(金)の「ときめき介護塾」は、パーソン・センタード・ケアの話をして、「毎日がアルツハイマー2」のDVDを観る時間をとろうと思っています。

 

※「パーソン・センタード・ケア」に関する本は、おふく文庫に数冊あります。