できないことがあっても

今朝の愛媛新聞に、「宅老所よりあい」代表:村瀬孝生さんの記事が掲載されていました。

『老いるとは「できなくなる階段を下りていくこと」』

『身体機能や脳機能を高めて介護予防を進めようとするのには、違和感がある。』

「老い」や「ぼけ」を人間の自然な姿として見る視点が『専門職にも欠けてきているのではないか』

『「ありのままの老い」を受け止めていくためにどうすればいいか、知恵を出し合っていきたい。』

「ありのままの老い」と向き合い見守るケアです。

(村瀬さんの講演や著作の数々を追っかけてきたにもかかわらず)

 記事を見ながらあんましウキウキしなかったのは、

 なんとなくしっくりこない感じがしてしまうのは、・・・講演要旨だからかな。

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この1年、介護や障害福祉施設への出前講座を続けるなかで気づいたことの一つ。

「できないこと」を「できるようになってもらう」には?

「共同生活になじまない人」に「なじんでもらう」には?

何かよい方法を教えてください!

そんな思考回路で悪戦苦闘している現場が多いです。

老いるとは、病気や障害と共に生きるとは。

そんな、そもそも論が必要なのではと思います。

 

人間観とか介護観とかいうものでしょうか。

「できないこと」を「できるようにする」 のがケアではないだろう。

「できないこと」」があっても、その人らしく過ごせるよう、見守り支えるケアを目ざして活動していこう。

脳性マヒの長男への「療育訓練」に疑問を抱いた50年前が原点なのだと、改めて思ったことです。

 

そんなわけで。。。村瀬さんが代表をされている「特養よりあいの森&宅老所よりあい」の

見学ツアーに行って参ります(^o^)丿

ワクワク。