行動観察方式AOS

1月16日(土)松山市で開催された

「AOS活用研修」を受講しました。

行動観察方式AOS(Action Observation Sheet)は、日常生活動作5項目と日常生活行動47項目に関する評価をおこなうものです。

特徴は、観察によるものであるということです。

つまり、観察する人の本人への関わり方によって点差が生じることを前提にしています。

また、周囲の人が観察できる行動と、本人の脳の障害の状態を関連づけることも特徴です。

演習の事例でも、主たる介護者である家族と、そうではない家族と、介護職と、

チェックの入る項目も度合いも異っているという点から考察していきました。

そこから読み取れる、本人の今の状態と、本人をとりまく今の状況。

それらを関わる人たちの共通認識として、ケアの質を上げていく。

・・・本人を知り、本人の「今」を知り、より良い支援のあり方を見出していく。

 

つい最近、介護の仕事にかかわる人たちと話をしていて、

「ワタシは介護してあげる人」「利用者は介護してもらう人」という関係から降りてもらおうと悪戦苦闘。

上下関係ではない関係づくりというところへ行くには、

「今が上下関係だと理解できる」という前提があるわけで、

それが利用者の「行動・心理症状」の原因かもしれないというところへ行ける前提があるわけで。

あえなく撃沈して自分の力不足を思い知りました。

そうして今日、AOSの資料をみなおしながら、

「こんなにしてあげているのに」という上から目線は、私自身にもあったかもしれないと反省。

研修で紹介された書籍とセミナー案内です。

「家族よ、ボケと闘うな!」「ばあちゃん介護施設を間違えたらもっとボケるで!」はおふく文庫にありますよ。

2月21日の「辛口」セミナーは、「辛口」な講師の話を一日じゅう堪能できる絶好の機会です!

 ⇒主催:愛と心えひめ

「辛口」の文字に赤い炎が・・・。

日頃のモヤモヤを解消したいあなた、ぜひ。

 

今回のAOS活用研修の伝達講習会は、3月13日(日)10時~12時 ときめきセミナーで。