『理解できるような助言は聞かないこと
・・・ぜんぜん役に立たないに決まっているわ』
by ルーシー(折々の言葉:朝日新聞1月4日より)
C.M.シュルツの漫画「スヌーピー」に登場するルーシーの言葉に、思わず笑ってしまいました。
もっともらしいことを言ってくれている人に向かって、「それはわかっとる」「で?」と返したくなる時があるものです。
もっともらしいことを言うときは気をつけようっと。
『もっと見晴らしの良い場所に出るために
これまでとは違う道を歩んでみようというのだから、
目に入るのは当然、見知らぬものばかり。』 (折々の言葉より)
『傾聴』という視点で、ルーシーの言葉を考えてみました。
迷いや悩みを話す人と過ごすとき、
聞き手は、自分の枠(ものごとの捉え方、価値観など)を かなりゆるめておかないと苦しくなります。
苦しさのあまり、話し手にとって「役に立たないに決まっている」もっともらしいことを言いたくなる
・・・という経験は数知れず。
・・・実際、つい最近、耐え切れず口にしてしまって猛反省したところ(+_+)
見晴らしの良い場所から「こっちへいおいで」と呼んだって、そう簡単には来られない。
見知らぬ場所へ足を踏み入れるには、その人なりの準備が必要なのです。
話し手が、『過去と他人を変えることはできないのだ』、
『変えられるのは明日からの私自身なのだ』、と気づくまで待つことができるように。
気づきを促すかかわりができるには、まだまだ修行が足りません。