ある利用者さんんから聞いた、耳の痛い話です。
『リハビリ専門職』と言われる人の仕事ぶりが気に障ったので、「リハビリはやめた。自分のペースで自分で考えてやることにした。」とおっしゃいます。
「自分の体は自分が一番わかっとる。」と。
確かにおっしゃるとおりですし、前向きで意欲的な発言ともいえるのですが(^_^;)
← 網戸の蝉に興味津々。蝉はツンツンされなが
ら、じわじわと壁のほうへ横移動して行きました。
さて、何が気に障ったかといいますと・・・。
「足の痛みや痺れのために歩きにくい」というのが主訴なわけですが、ご本人の表現を借りますと、
「次から次へ、自分の技(わざ)をご披露するんよ。
こっちの具合は、おかまいなしなんよ。」
「3回目のときに、リハビリの次の日は余計に歩きにくい気がすると言ってみたら、ふ~ん、とだけよ。」
それで、「4回目はやんわり断ったんよ。」と。
やんわりというところが、何とも悲しいです(T_T)
技能については何とも言えませんが、
少なくとも「お年寄りの話をきく」「お年寄りの体の声をきく」という姿勢を見せることはできなかったのでしょう。
体の緊張をほぐすどころか、心も体も緊張を高めてしまったのでしょう。
もともと健康な成人の、外傷後リハビリデーションと同じような感覚だったのでしょうか。
体に触れるときの動作が「怖かった」というのですから、なにをかいわんや・・・。
〇〇療法というような場合だけでなく、介護や看護の場面で他者の体に触れる時に心したい点です。
上から目線の無頓着さに、要注意です!