蝉の不思議に圧倒される

NHKラジオ「夏休み子ども科学電話相談」の放送。

毎年、始まるのが楽しみです。

今朝の番組では、「蝉の抜け殻に白いヒモみたいなものがあった」という質問が寄せられていました。

←ちょうど、今朝、おふく玄関のブロック塀で発見。

ほんとうだ。背中に白いものが・・・。

ラジオで聞いてなかったら全く気にしていなかったと思います。(もともと昆虫類は苦手だし)

番組では、幼虫の「気門」だと話していました。

先日、なぜオスだけが鳴くのか、という質問もありました。

繁殖のために存在をアピールしているわけですが、

鳴くことで天敵に襲われる確率も増えます。

オスは、音量を上げるためにお腹に「空洞」がある。

メスは産卵するから「空洞」を設けられない。

産卵するメスは天敵に襲われないようにしないと。

そんなこんなで、鳴くのはオスだけになっているらしい。

昆虫の世界の、命をつなぐ知恵と戦略。

 卵から成虫になるまでの「変態」の不思議。


 蝉声の真只中の空蝉よ   

  けんらんと死相を帯びし金魚玉     三橋鷹女