前足を折りたたんで胸の下にしまって、
「香箱」坐りをしています。
猫好きにはたまらない、美しい姿勢ですね。
猫にしかできないらしいです。
そして、まんまるの背中は「猫背」です。
人の「猫背」は、よくない姿勢のほうになるけど。
昨日のは、「坐る」がテーマでした。
テキストは、雲母書房「生活づくりのシーティング」。
2月に受講した光野有次さんの「シーティング講座」で、私自身が「目からウロコ」だったことを中心に構成しました。 ⇒「シーティング講座行ってきました」
専門的なことはすごく難しいので専門職のものです。
でも、基本的な知識と考え方は私たちにも必要です。
なぜなら。
大切な家族や利用者のために、
かかわる専門職と道具が『ほんもの』かどうか、
見分けて選ぶチカラをつけたいと思うからです。
20数年前のこと。
脳性マヒの長男の「いわゆるリハビリテーション」のあり方に疑問を持って、
県外の別の専門機関に変えたということがありました。
保有する資格の名称が同じでも、同じ道具を用いていても、
「いわゆるリハビリテーション」のあり方はこれほど違うのだという体験をしました。
知識と技術の『豊かさ』を支えるのは、『人間観』だと思います。
かかわる専門職がどんな『人間観』をもっているか。
そこを見ることができるようになりたいと思います。
何を見ているのかニャ?
コーヒータイムには、
子どもの頃、「背筋を伸ばしなさい」と背中に物差しを入れられた話を懐かしく聞かせてもらいました。
何歳くらいまでの人に通用する話なのでしょう。
自分で姿勢をコントロールできない人のために、
より適切な「椅子」を心地よく整えましょう。
バックレストは、「背もたれ」ではなく「背休め」です。
アームレストは、「肘かけ」ではなく「腕休め」。
・・・あるいは「尻休め」です (^.^)
次回は6月21日「タクティール®ケアを知ろう」