耳の痛い話

「担当のケアマネージャーさんが替わった」

「サービスの一部が他の事業所に替わった」

そんな話を続けて聞きました。

利用者さんからだけの話なので、

詳しい経緯や事情ははっきりしませんが、

利用者さんの都合や要望でないことは確かです。

どうも制度改定の影響だったり、

離職者が多いことの影響だったりするようです。

実家の父(要支援1)の場合も、

担当者の退職やら何かの事情やらで2年足らずの間に何度も「引き継ぎの挨拶」があったそうです。

「なにがなにやら もうわからん」と笑っていましたが。

 (住宅改修は既に終わっているので、福祉用具レンタルの利用だけです)

 

おふくの利用者さん(または家族)から話を聞いていて「耳が痛い」のは、

「違う人にかわってよかった」「辞めてくれてよかった」ということではありません。

がっかりしたような 裏切られたような 心細いような そんな気持ちです。


助けてくれると言うから色々さらけだしたのに・・・

必要だ安心だと言うから受け入れたのに・・・

今度はどんな人かと不安でこころもとない・・・


私自身も「辞めてきた」人なので、たいへん耳の痛い話なのです。


「介護サービス」の契約をかわすということは、

日常生活の細々したことや家族関係などのプライバシーに踏み込む『お付き合い』を始めるということです。

「サービス」を受ける側は、それなりの覚悟をもって勇気を出して受け入れています。

「サービス」を提供する側は、そこのところに無頓着であってはならないと思いました。


逆のことも言えます。

「私でなければ」「〇〇さんでなければ」という、支配と依存の関係に陥ってしまっても困ります。

その人にふさわしい その人に合った 適切な『依存関係』が築けたらよいですね。

そんなことを思いながら、お付き合いしていこうと思います。