「なんてかわいいのだ。
ああ、なんて、なんて、なんて。」
角田光代著「今日も一日きみを見ていた」角川書店
の帯にある言葉です。
勉強用の本を求めて入った書店で見つけて購入、
勉強用の本は後回しになりました。
「なんて」×4が示す通り、
トトちゃんへの愛が「ダダ漏れ」のエッセイです。
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写真もいっぱいあって楽しめます。
読めば読むほど、見れば見るほど、人と暮らす猫の魅力にときめいてしまいます。
そして、自分ちの猫がますます可愛くなってしまうのでした。
来てくれてありがとう。
どの章も「うんうん、そうそう」と大きく頷きながら読みましたが、
中でも「猫の寛容さに驚いた」ということについて深く納得するものがありました。
気まぐれで要求が多いというイメージの猫ですが、
かなり根気強くじっと待ち続けるいっぽうで、
ささっと身をひるがえしたあとは何もなかったかのような態度でいたりもします。
状況(人間の)を受け入れるというのか、諦めるというのか。
「寛容」という表現が、とてもしっくりきました。
もしかすると、人と暮らしてくれる動物に共通の「寛容さ」なのかもしれません。
この「寛容さ」に、魅せられ癒されてしまうのかもしれません。
私も、自分ちの猫に「寛容」を学ばなければと思いました。