2月14日の新聞記事に、
「介護福祉士受験義務化を先送り」とありました。
しかも 6年!!
介護福祉士の国家資格をとるためには、
①経験3年以上で国家試験に合格
②福祉系の大学や専門学校を卒業
というルートがあるのですが、
質の向上を図るため、②の人にも国家試験受験が義務付けられるはずでした。(2012年から)
質の向上を図るための義務化だったのですが、
(つまり②で量産した結果、質の低下が問題になった)
人材不足という理由で2012年度→2015年度に延期され、
2015年度→2016年度に再度延期され、
今度は6年先(2022年度)まで延期するということです。
2012年に義務化されるはずが「延期」されたので、
卒業すれば受験しなくていい【仮】介護福祉士が毎年増えているのですが、
今後さらに6年増え続ける??
『この間に国家試験に合格するか、働き続けたら介護福祉士でいられるようにする』
こうなると、資格の価値そのものが怪しくなってしまう気がします。
外国人技能実習制度の職種に介護も入れる という話もありました。
介護の人材不足は、とりあえず数を増やすことで解決されるのだろうか。
ほかの職種なら 人手不足の場合 まず他より給料を上げてということを考えるそうです。
介護職は そうならない。
ますます『負』の連鎖が深刻になるのでは・・・とても心配。