昨日の愛媛新聞に掲載されていた
法政大総長:田中優子氏の「現論」。
最近の朝日新聞バッシングについて、
「問題の核心は、女性への暴力と人権侵害である。しかしそこから目をそらすことで、多くの新聞、雑誌が売り上げを伸ばしたのではないだろうか」と始まり、バッシングが「消費」されることで、問題の本質を見失ってはならないと述べています。
私のもやもや感を解決してくれたので紹介します。
問題の本質は戦時下における女性への暴力と人権侵害であり、
慰安婦問題については1993年の河野談話が本質を突いている、と。 ←そうだそうだ。
この談話作成にあたって問題の吉田証言は排除されているし、
安倍政権も、この談話を継承していくと明言している、と。 ←ほんとほんと。
田中氏に質問を投げかけながら、田中氏の応答には耳を貸さずに持論を展開した男性については、
「そういう男性にはよくお目にかかる。彼が固執しているのは自身の誇りだけである。」
「自分の内側の不満を『正しそうな話題』に代理させ、酒の勢いで外に出して留飲を下げ、
ついでに『正しい自分』に安心する。」
・・・と 一刀両断。
朝日新聞そのものの問題と、河野談話や国連報告や、慰安婦問題そのものが混ぜこぜにされて、
なんだか話がズレているような気がすることが多かったので すっきりした!!
「本当の誇りとは、現実におこなったことに直面し、戦争とは何かを考え続け、
二度と同じ過ちが起きないように自分自身を変えていくことにあるのではないか。
事実をなかったことのように言いくるめて自分を慰めることの中に、人間としての誇りはない。」
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