「認知症をくい止めろ」見ました

20日(日)放送されたNHKスペシャル「認知症をくい止めろ」をみました。

・予防段階としては「生活習慣病対策」を行う。

・発症の初期段階としては「既存の薬のなかに認知症をくい止められるもの」がある。

・進行して介護が大変な段階には「ユマニチュード」の効果がすごい。

こんな内容が 世界の最前線として紹介されていました。

まず「くい止めろ」っていうタイトルがすごいなあ。

NHKも変わったなあ と他の番組でも感じますが、

民法のバラエティみたいなタイトルと 進行のノリでした。

なんとなく引き気味でみてしまっていた私ですが、

ゲストの桂文枝さん、綾戸智恵さん、和田行男さんに救われました。

ふつうの人がふつうに感じる素朴な疑問。

要所要所の的確なコメントやフォロー。

「そうそう!」って相づちしながらみてました。

今 話題沸騰らしい「ユマニチュード」のことは、

だいぶまえに「クローズアップ現代」で取り上げられていて知りました。

 

相手を「病人」ではなく「人間」として接するというもので、

「見つめる」「話しかける」「触れる」「寝たきりにしない」を基本にした技法です。

何年か前 NHKでは「バリデーション」を何度か取り上げていました。

実は私 8年くらい前に「バリデーションワーカー」の資格をとりました。

「ユマニチュード」については新聞やテレビの内容しか知りませんが、

やっていることは「バリデーション」も ほぼ同じのように思います。

 

番組の中で。

「ユマニチュード」の効果で歩いている男性のそばで スタッフさんが感激して(?)泣いていました。

このスタッフさんの涙は素直に受け止めますが、

どのような環境におられるのか 少し気の毒な気もしました。

かかわりかたを変えることができるとよいですね。