認知症ケアは排泄ケアから

高知で開催された「認知症ケアと排泄ケア集中講座」に行ってきました。

講師は おなじみの三好春樹さん(生活とリハビリ研究所・代表)。

ときどき 刺激と元気をいただきに 三好さんの講座に出かけています。

隣の席の方たちとグループになって楽しくやりとりしながらの講座で、

元気をもらって帰ってきました。

(若い作業療法士さん&私と同年輩のナースさんでした)

認知症を「脳の病気」と決めつけてしまわないで、

生活や人生そのものの変容の過程から見てみよう。

そうすれば 薬のまえに 介護ができることがたくさんあるはず。

 

今回は 特に「排泄ケア」に焦点をあてた内容でした。

高齢者の便秘の特徴について、

解剖生理から詳しくわかりやすく解説してくれました。

私の周辺にいた若い介護職らしき人たちが、

「へえ~」「そうなんだ~」と感嘆している反応が印象的でした。

 

「排泄の後始末」業務から 尊厳をとりもどす「排泄ケア」へ。

口から食べて トイレで出して 心地よく寝る。

生活の基本のきですね。

少し早めに到着したので、一人の気軽さで会場近くの高知城を散策。

高知市内へは仕事で何度も行っていますが、

お城へは初めてでした。

 

天守閣を目ざして石の階段を登っていくと、

高知市内が一望できました。

登り切ったところにあった天守閣。

国の重要文化財で高さは18.5m。

別名を「鷹城」というそうです。

 

現存天守(修復や再建をしつつ保存さている天守閣)が全国に12あり、その一つだそう。

(ちなみに愛媛には松山城と宇和島城の二つ)

見慣れている松山城よりも、全体的に黒っぽい印象を受けました。

 

山内一豊や板垣退助の像もあって、

しばし 司馬遼太郎の世界にひたりました。