愛媛県に 今季初のインフルエンザ注意報が出されました。
おふくのある地域の学校でも マラソン大会が延期になったそうです。
この冬はノロウィルスも猛威をふるっていて、
学校や施設など人が集まる場は 予防と初期対応にピリピリしていると思います。
デイサービスなどでよくあるのではと思いますが、
利用者さんに手袋をしてもらって 一緒におやつ作りを楽しんだりします。
先日 ある介護職の人に、
「手袋する前の手洗いが不十分だったら手袋をつけるときに表面が汚染されるよ」と言ったところ、
「え~っ! そんな~! 手袋したらOKじゃないんですか?」
「それを言うなら、手袋をしてもらう時に手伝うスタッフの手も汚いじゃないですか!」
「手袋するからってことで、逆にいちいち丁寧な手洗いをしてないです!」
・・・こんな具合の ひと騒動になりました。
それなりのことをしていれば まあ別に そんなに神経質になる必要もないのですが、
「手袋をしてもらうこと」がルーチン化・目的化してしまうと、
「そもそもなぜゆえに」という肝心なことが忘れられてしまいます。
マスクしかり 手洗い&うがいしかり・・・。
皆さんが手袋をしている「光景」に 「清潔」そうな「安心感」が得られるだけのことではないかしら。
利用者さんたちと一緒におやつ作りをする意味を よ~く考えたなら、
この程度の「手袋」なら かえって邪魔じゃないのかしら・・・とすら思います。
“ちゃんとした”マニュアルであれ 職場の伝承であれ、
それに従うことが目的化されてしまい 安心したり鈍感になったりしていないか。
ときおり 自らに注意報を発令したほうがよいかもしれません。