購入した第11刷(2013年発行)には、
著者の近影に 次の言葉が添えられていました。
「僕が中学生のとき、この本を書きました。
自閉症とは、どのような障害なのか、
自分の言葉で説明することによって、
僕は障害を受容したかったのです。」
表現することの意味を教えてくれています。
「はじめに」の章には、
自分が障害者だと気づいたのは、
『僕たちは普通と違う所があってそれが困る、とみんなが言ったから』 とつづられていました。
『外見上のものは全て持っているのにも関わらず、みんなとは何もかも違う』人たちは、
『多くの命を殺し』、『地球を自分勝手に破壊』してきた人類自身が、
危機感を持ってつくり出したのかもしれない・・・。
彼がつづる物語に希望があるから ありがとうと言いたくなるんだと思います。