看板むすめ(3)

ねこ大好きだけれど 一緒に暮らすことをあきらめていた私は、

かつて 大島弓子『綿の国星』に熱中しました。

 

瀕死の捨て猫が 須和野(すわの)家に拾われる話です。

人間の言葉を理解するチビ猫は、

今は猫の姿だけれど いつの日か人間になると思っています。

河合先生によると、

「思春期になって急に『異種』の自覚を感じた子どもが、

 いかに家族たちと折り合いをつけていくか」

そんな物語です。

おふくの前の道を

網戸越しに観察するさっちゃん。

人間が通ると 興味しんしんです。

 

さっちゃんは周囲の人間をどう見ているのかなあ・・・なんて思うとドキドキします。