今日の「折々のうた」(鷲田清一・朝日新聞)は、
ホスピス医:徳永進氏の言葉からでした。
『正義とか快適とか、一方向にしか向かわない言葉は、心を狭くする。』
『誰も正面きって反対できない観念』は、相手を黙らせ、『いのちの機微と揺らぎ』を潰していく。
『「効率」や「公平」もときにそのように働く』。
これはまさに、介護の現場が抱える葛藤のように思います。『いのちの機微と揺らぎ』を無視してでも、とりあえずやるしかないという。
先週の金曜日は「おふく夜の部」でした。
特に何も決めないで、食べて話してすごします。
北杜市の友から届いていた青豆を煮てみたり、ラジオで偶然に知った「レモン鍋」というものをやってみたりしました。おふくろの味の差し入れもいただきました。ありがとうございました。
レモン鍋にはいろんなレシピがあるようでした。
今回は、昆布だし+しょうゆ+レモン汁+大根おろしで、さっぱりといただきました。
2月22日は「にゃんこの日」なのだそうです。
にゃんこブームの経済効果!なんていう番組もやっていましたが、ペットショップの子ネコの映像だけではなくて、動物愛護センターの現状についてもとりあげてほしいと思ってしまいました。
先日お伺いしたお年寄り宅にネコさんが(^^)
そっと挨拶したら、近づいてきて顔をすりすり~♡
友だちになれるかな?
←うちのネコさんは炬燵ライフ満喫中です。
「郡中まち元気サロン来良夢」で開催している
『おれんじサロンこらむ』。今回は、自殺予防をライフワークに活動されているカウンセラー:菅奈奈美さんによる「言いにくいことはI(アイ)メッセージで」と題するワークショップでした。
楽しいじゃんけんゲームからスタートし、「言いにくさ」の背景にあるもの、対人関係の基本は自他尊重であること、Iメッセージの伝え方についてなど、わかりやすく話をしていただきました。
そのあとは、例題を使った練習タ~イム!
いろんな伝え方が登場して、「あるある」と大笑いしたり、「ほお~」と感心したり。
私の気持ちを伝え、相手の選択を認め(ノーもOK)、気持ちの良い交流をしよう(^.^)
第13回ときめき介護塾の報告です。
テーマは「パーソンセンタードケア」でした。
“認知症”の人というと、「どんな症状?」「どのくらい進んでいる? 」など症状に注目してしまいがちですが、パーソンセンタードケアは、「どんな人か」という個別性に注目し、ひとりの人として尊重されることを大切にします。
脳の機能障害だけでなく、体の健康、生活史、性格、環境や人間関係の5つのアプローチが重要とされています。
介護や福祉に関わる人の“学びと交流の場”として開催してきた「ときめきセミナー」。テーマは色々でしたが、講師と参加者の“やりとり”で作っていくことを大事にしてきました。
おかげさまで来月は第25回となりまして、「行動観察方式AOSについて」(3月13日)。
第26回は「人にやさしい介助」(4月17日)。
そして第27回は、「傾聴」をテーマに企画しました。4回連続講座という初の試みです。
⇒チラシはコチラから
ブログで紹介した本について、「読んでみたい」「さっそく注文!」と嬉しい反応をいただきました。
長田弘著『なつかしい時間』には、「読まない読書」という章もありまして、本との付き合いかたについて語られています。「読まない読書」とは、『「読む」ということの前に、「本がここにある」ということの大事さを受けとめる』ということです。
←クリスマスローズが次々に咲いています。
うつむきがちの紫色がなんともいえない風情。
岩波新書『なつかしい時間』は、詩人:長田弘さんがNHK「視点・論点」で話された原稿をまとめたものです。そのなかの「猫と暮らす」から。
『その猫の習慣が、その猫の個性です』
『それぞれの生き方をつくりだすものはそれぞれの身に付いた習慣であり、習慣とよばれるそれぞれの日々の在り方であり、それぞれの自分の人生の時間の使い方である』
← 目を細めて一休み。 うまいにゃ~ かな?
「香りの工房 香美。」オーナーkanmi。さんを迎えて「植物の香りで脳を刺激vol.3」開催。
今回は、「薬に頼らない、カラダにやさしい花粉症対策」として、kanmi。さんご自身の花粉症克服談も含めたアロマ&ハーブのお話でした。
「〇〇飛散注意報」や、薬の「作用-副作用バランス」に気分が沈みがちな季節到来です。
植物の自然のチカラを暮らしに取り入れて、自分のカラダをいたわってあげましょう。
『認知症をつくっているのは誰なのか』SB新書。
「よりあい」代表:村瀬孝生さんに、介護ライター:東田勉さんが質問をしていくという形式で、『認知症を病気にしない暮らし』を学びます。
村瀬さんは、以前の記事で紹介したとおり、『「できる自分」と「できなくなる自分」を精神的にも肉体的にも行ったり来たりしながら老いていく』お年寄りと一緒に、ゆっくり階段を降りてゆく介護のありかたについて話しておられました。
詩人・長田弘さんによる物語エッセイ『ねこに未来はない』は、イラストもステキな本です。
角川文庫の「カドフェスグランプリ2015」で、
「もう一度読みたい」部門第一位になりました。
ねこが好きではなかった『ぼく』が、『どういう星のめぐりあわせか』、ねこ好きの女性と結婚することになり、結婚して最初の朝の彼女の言葉が、『ねえ、わたしたち、なによりもまず、ねこを飼いましょうね』だったのでした。
鹿子裕文著『へろへろ』(ナナロク社)
愛媛新聞の「読書」ページに、やっと!登場。
福岡市の「宅老所よりあい」の人々が、特別養護老人ホームを開設するまでを描いた本です。
「困難を“すれすれ”の笑いに変える人々のバイタリティーにまず心打たれる。そして笑いが共感を呼び、数々の奇跡を巻き起こしていくのだ。」
「老いてもぼけても普通に暮らせる社会、それを支える豊かな人間関係こそが大切であることにも気づかせてくれる本だ。」
すてきな本が届きました。
保田淳子著 クリエイツかもがわ
看護介護に腰痛はつきもの、仕方ないもの、個人の責任・・・そんな「文化」を変えることになる1冊。
あとがきに『ノーリフトは、日本の看護・介護にとっての「黒船」のようなものなのか』 とありました。
これまで正しいとされていたこと、常識とされていたことをひっくり返す「ノーリフトケアプログラム」!